防水工事の流れ

防水工事の種類

防水工事の流れは数段階あり、まずは業者に連絡をして、担当者に現地を調査してもらう事になります。そして見積もりを提示してもらい、契約手続きを踏む訳ですが、作業も数段階になります。まず下地に対する作業を行い、シート貼り付けと主剤塗りとトップコートという段階を踏んでの作業になります。



業者への連絡から契約までの流れ

契約手続きまでの流れですが、まず1段階目は水道工事の業者に対する連絡です。WEBや電話などで、業者とコンタクトを取ります。その際に、水道の工事に関する打ち合わせも行う訳です。
2段階目は、現場への訪問です。水道工事の業者としては、依頼主に料金も提示する事になりますし、現場の状況を確認する訳です。担当者が目視で確認する訳ですが、業者によっては写真撮影も行ってくれます。
第3段階は、業者からの見積もり提示です。2段階目にて確認した内容に基づき、料金や作業内容や項目などが見積書で提示されます。依頼主としては、その見積書の内容を確認して、契約するかどうかを判断する訳です。
そして第4段階は、契約手続きです。改めて契約書を交わす訳ですが、業者によっては近所への挨拶も行ってくれます。

 

洗浄作業と下地の補修

そして作業の具体的な流れですが、それも数段階になります。まず1段階目は、洗浄作業です。
施工する箇所に汚れが残っていると、後々の作業にも支障をきたしてしまいます。まずは防水層を丁寧に清掃していく訳です。
2段階目は、下地に対する補修です。防水層を確認してみると、様々な問題点が見つかる事があります。まずはそれを修理し、改めて水道工事の作業を行う訳です。
例えばひび割れや欠損です。もちろんヒビが入っている状態ですと、後々の塗り作業を行えません。まずひび割れの箇所を補修する訳です。
欠損も同様です。防水層のコンクリートや鉄の部分が欠けていると、やはり作業に支障をきたしてしまいますから、それも補修します。
またモルタル浮きという状態を、補修する事もあります。防水層の表面にあるモルタルのコーティングのような箇所が浮き上がっている時にも、補修する訳です。

下塗りと防水シートの貼付け

補修作業が完了したら、シートや塗料などを施工していく訳ですが、その前に下塗りという作業も行う必要があります。
そもそも防水層にシートや塗料などを直接設置しても、上手く密着してくれない事も多いです。密着性が弱いからです。
しかし下塗りの作業を確実に行っておけば、密着性が高まります。ですから清掃した後は、下塗り用の塗料を塗る訳です。
下塗りが完了したら、防水性があるシートを貼り付けていきます。その際には、シートと下地の両側に接着剤を塗っていくケースが殆どです。
というのも下地とシートの間に空気が入ってしまうのは、問題だからです。万が一空気が入り込んでしまうと、施行後のシートが浮いてしまう場合があります。また貼り付けが不十分ですと、下地とシートの湿気が増えてしまうので、やはりシートが外れやすくなります。それでは防水性能が弱くなってしまうので、必ず下地とシートの両方に接着剤を付けていきます。
貼り付けた後も、専用の圧着ローラーでシートをしっかり固定させます。またシート内の湿気が逃げるように、脱気筒という筒状の道具も設置されます。


主剤の2度塗り

シートの貼り付け作業が完了したら、今度は主剤という塗料を塗っていきます。
ただし1回だけ塗るのではなく、基本的には2回塗りになります。その二度塗りの作業も、若干日にちを空けるのが一般的です。1回目を塗ったらすぐに2回目を塗るのではなく、まずは数日ほど乾かす事になります。


主剤の上からトップコートを塗る

以上の一連の工程で、まずは防水性能があるシートや塗料の施工自体は完了です。しかしそのままの状態では、塗料やシートなどが剥がれてしまう可能性があります。
このため主剤を塗った後は、トップコートという作業が必要です。トップコートとは、主剤の上からのコーティングのようなものです。主剤がむきだしの状態では剥がれる可能性もあるので、コーティング剤で保護していく事になります。なおトップコート自体には、防水性能はありません。それを専用のローラーで塗っていく訳です。


依頼主による最終確認

以上の数段階の作業を経て、防水工事は完了です。しかし、それで終了ではありません。
防水工事が完了したと言っても、依頼主の希望通りかどうかの問題もあります。依頼する側からすれば、仕上がりなども確認しておきたいものです。
このため上述の一連の作業が完了したら、必ず最終確認する事になります。依頼主本人が工事した箇所を確認して、特に問題なければ作業完了です。


ですから防水工事の流れは、業者への連絡と見積もりと契約手続きと、数段階の作業になります。まずは清掃と補修作業を行って、シートや主剤などを施工していく訳です。そして最終確認が済めば、水道工事は完了します。